鉄骨住宅と木造住宅
家は大きく分けると鉄骨住宅と木造住宅に分けられます。
鉄骨住宅を取り扱うメーカーは大手メーカーがほとんどだと思いますが、地元企業でも、元々鉄鋼関係のノウハウのある会社だと鉄骨を扱っている場合があります。
鉄骨住宅を扱っている主なメーカー
大和ハウス
ヘーベルハウス
セキスイハイム
ミサワホーム
パナホーム
トヨタホーム
他にも数社ありますが、代表的な会社をあげさせていただきました。
木造住宅は、2×4(ツーバイフォー)の工法や軸組工法(在来工法)で建てられるもので、様々なメーカーが取り扱っています。
木造住宅を扱っている主なメーカー
一条工務店
住友林業
アキュラホーム
三井ホーム
他にも多数ありますので、気になる会社はホームページを参照するか、展示場へ行って実際にモデルハウスを見るだけでもいいと思います。
鉄骨の特徴
① 大空間を作れる
② 火災保険が安い
③ 坪単価が高い
木造の特徴
① 鉄骨と比べて坪単価が安い
② 壁の多い間取りになる
③ 火災保険が高くなりやすい
④ 気密性が高くなりやすい
なんとなく木造のほうがいいんじゃないかって思われるかもしれませんが、どちらもメリット・デメリットがあるため、なんとも言えません。
ちなみに我が家は鉄骨住宅です。
よく、耐震性、耐火性において、木造住宅のほうが劣っていると思われている方が多くいらっしゃいますが、それは間違いです。
木造住宅の耐震性
鉄骨住宅は柱や、外側の壁によって家全体を支える作りとなっています。
それに対し、木造住宅は、室内の壁によって家の強度を確保しています。
これは在来工法でも2×4工法でも同じです。
そのため、鉄骨住宅と同じように木造で大空間を作ると耐震性は落ちます。
しかし、逆にしっかりと壁を配置する作りにすれば、木造であってもしっかりと耐震等級3も取得できますし、鉄骨住宅と同じだけの強度を持った住宅を作ることは可能です。
木造住宅の耐火性
火災が発生する場合、カーテンなどの布製品から燃え広がることが多いです。
そのため構造体の材質による影響は殆どありません。
しかし、火災保険の値段は変わります。ですが、木造であっても、クロスなどを難燃性の物を使用し、基準をクリアしていることを証明できれば、保険料は安くなるそうです。
長々と書いてきましたが、結論としてはどちらも変わらないと見るのが妥当だと思います。
工法の比較ももちろん大事ですが、それ以外に気をつけたいポイントとして
- 基礎はどのような打ち方なのか
- 自分たちの求める住宅を実現できるのか
- 施工ミスが多くないのか
- 経営体力があるか(建設中に倒産しないか)
などメーカー選びの重要な点は他にも多くあるので、それらにおいても評価をする必要があります。
総合できな判断をすることで自分たちにあった家造りができるのではないかと思います。