旗竿の土地はおすすめしない
皆さん旗竿の土地を見たことがありますか?
写真のように、進入路のある土地のことです。
なんとなく、進入路が竿、中の広いところが旗に見えてきませんか?
このような土地を購入するのはおすすめしません。
と、いっている私は旗竿の土地を購入したんですけどね。
しかし、それは旗竿の土地のデメリットよりも、他の要素にメリットを感じたからです。
土地選びは、その土地の形状などのメリットとデメリットを把握した上で選びましょう。
そこで、今回は旗竿の土地のメリット・デメリットを紹介します。
旗竿の土地のデメリット
ガス以外のライフライン整備の費用がかかる
土地を購入する際、この点については誰も教えてくれません。
私自身、諸経費の欄を見たときに異常に高い水道引き込み費に驚きました。
通常、水道管を新しく引き込むのにかかる費用は、30万ほどですが、見積もりを見ると100万となっていました。
1mの水道管の引き込み費用が1万~2万円程度なので、単純に道路から建設予定地までの距離を計算して出たそうです。
現実には、進入路の途中まで水道管が伸びていたそうで、40万ほどしか負担しませんでした。(前の地主さんが土地購入をした際に、やっていたそうです。当時の土地購入の条件だったらしいですが・・・詳細はわかりません)
次に電気です。
これは、道路にある電柱から自宅までの距離があると、途中で電線を中継するポールを立てる必要があります。
ちなみに私の土地にもポールが立っています。
また、電柱から、まっすぐ自宅に電線を引き込むと、お隣さんの土地に侵入してしまうので、ポールの位置も制限されました。
私の場合は、設計の最後の方でポールの具体的な話になりました。
ちなみにガス管は、ガス会社が負担して工事するので、施主がお金を出すことはありません。
以上のことから、なるべく早い段階でライフラインの関係はお話しておくことをおすすめします。
駐車方法に困る
車を複数台所有している、またはその予定のある方は、駐車方法も検討しておく必要があります。
車をどこに、どのような動線で駐車するのかを決めると、外構の話をすすめやすく、実際に住んでからも、困る場面は少なくなるでしょう。
セキュリテイ的に少し心配
旗竿の土地は、周りが家で囲まれていたりするため、あまり人目に付きません。
なので、侵入者がいても周囲の人が気づきづらいそうです。
そのため、防犯ガラス等の検討も必要かもしれません。(ダイワハウスは標準で1Fと、2Fの大きなガラスは防犯ガラスです。)
外構費用が高い
庭だけでなく、進入路も整備する必要があるため、費用がかさみます。
旗竿地のメリット
子供が交通事故に遭いづらい
車の走行する道路に直接面していないため、子供の飛び出しによる事故のリスクは多少低いです。
また、用事がある人しか基本的には入ってこないため、子供を安心して遊ばせることができます。
この点については、私の実家が旗竿の土地でしたので、メリットに感じました。
基本的に進入路は狭いので車は速度を出せません。また、車が進入路に入ってくれば音で認識できるので、怖いと思ったことはありませんでした。
しかし、油断は禁物です。
プライバシーが確保されやすい
道路に面していないので、多少油断してもすぐに人に見られることはありません。
大通りに面している家では、リビングのカーテンを開けっ放しにすることはなかなかないでしょうが、旗竿の土地ではあまり気にしなくても良いでしょう。
また、庭が散らかっていても、基本的に身内しか目にしませんので、ズボラな私にはあっていると思います。
土地の値段が若干安い
デメリットのほうが表に出やすいため、値段は落ち着いています。
好条件の地域であっても、少し安い値段で購入は可能です。(ライフライン整備の費用、外構費などが余分に掛かりますが・・・)
以上のことが、旗竿地に共通するメリット・デメリットではないでしょうか。
ちなみに私の購入した土地は、南側に家が建っているため、昼時に直接おひさまを見ることはできません。
しかし、強固な地盤で、水害のリスクの低いの地域であり、近くにスーパー、学校、病院があり、妻と私の通勤時間も、車で30分程度とかなり好条件の土地でした。
上で挙げたデメリットを差し引いても購入する価値のある土地だと判断したため、私は旗竿の土地を購入しました。(知らなかったデメリットも多かったですが)
みなさんは見かけの値段にだまされないよう、しっかりとメリットとデメリットを把握し、どこまで許容できるのかを考えながら土地選びを行ってみてはいかがでしょうか。
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