セキスイハイム~パルフェbj家日記~

セキスイハイムの家を建てました。家のこと色々書きます。

大手のメーカーと地元工務店

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建設中の家のイラスト

注文住宅を建てる際、大手メーカーにするか、地元工務店にするか悩まれる方は多いと思います。


かくいう私も悩みました。


結論を先にいいますと、自分が納得してお願いできる会社が見つかるまで家は建てないほうがいいです。

なんだ答えになってないじゃないかと思われるかもしれませんし、そんな悠長なこと言ってられないという人もいるかも知れません。



しかし、一生に一度の買い物を納得できない会社におまかせすることはかなり問題だと思いますので、納得するまで吟味してください。


ここからは、私の考える大手メーカー地元工務店の比較を書いていこうと思います。

1.値段

家の値段は大手メーカーのほうが高くなりやすいです。
理由としては、CMや大規模キャンペーンなどの経費も売上から出しています。そういった諸経費を上乗せした金額が家本体にプラスされています。

私なんかセキスイハイムで家を立てましたから、CMに出演している阿部寛さんにお金を払っているようなものです。
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しかし、これはデメリットばかりではありません。

住宅の打ち合わせは概ね1回あたり2時間程度かかります。その間、保育士の方が子供を見てくれますので、大人は打ち合わせに集中することができます。

地元工務店では、スタッフが空いた時間に子供の面倒を見ることはあっても、なかなか付きっきりになってはくれません。
そして、FPの紹介であったり、専用の住宅保険等もあります。
これらすべての値段が住宅の値段と考えて良いでしょう。


地元工務店はそういった住宅以外のお金は殆ど上乗せされません。
したがって純粋な建材費と人件費が家の値段となります。

余計な経費が上乗せされないので、割高感はあまりありません。

2.自由度

大手メーカーの自由度は会社によってまちまちですが、地元工務店に比べると低くなります。

ボックスラーメン構造を採用している、セキスイハイムは間取りに制限がかかります。そして、外観にも制限がかかります。

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一つのユニットは箱型です。これをいくつか組み合わせて家を作ります。

4つをそれぞれ連結させると
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写真のようになります。

つまり、ユニットを4つつなぎ合わせると、空間の真ん中に柱が生まれることになります。

これがボックスラーメン構造が地震に強い理由でもありますが、反対に間取りを制限する要因にもなります。


また、1Fに大きなユニットを配置すると、その上には荷重のかかる部屋を置くことはできません。

私自身がセキスイハイムで家を建てたので例に取りましたが、各メーカーにおいても、間取りは自由でも、グレードによって床材は無垢を選択できなかったり、水回りのメーカーは指定されていたりします。


反対に、地元工務店では基本的にどんなことも自由です。

断熱材の厚さを指定することもできますし、太陽光の代わりに太陽光給湯器を載せることも可能です。床材も無垢を使用するよう頼めば、大抵やってくれます。

家に細かいところまでこだわりのある人は、地元工務店でやってみると、家造りが楽しいのではないかと思います。


3.品質

品質保証については、大手メーカーの方が優れています。

※最近話題になっているダイワハウスの件がありますが、あれは型式適合認定自体がそもそもの問題です。
 他にもトヨタホームパナホームヘーベルハウスミサワホーム積水ハウスも形式適合認定で家を立てています。
 この話は正しく建築している前提で以下の話をさせていただきます。


大手メーカーはそれぞれ研究・技術開発を行い、それをもとに家を立てます。

つまり、強度や耐震性には一定の数値的根拠を持って家を立てています。
そして、国の認めた実験設備を用いて実際に揺らすことでも確認をしています。


地元工務店は多くの場合、そういったことは行っていません。
使用する建材のメーカーが保証する強度は確認できますが、それを組み上げて実際完成した家がどうなのかは正直なところわかりません。(計算上耐震等級3をとっていても)


また、大手メーカーが大型機材等を使用しベタ基礎を1回で打つのに対し、地元工務店の場合、ベタ基礎を2度打ちして作っています。
言っておきますが、正しく施工されていれば全く問題ありません。


私が言いたいのは、大手メーカーは数値的根拠を持って家を建てるので、その点では安心だと思います。

4.アフターメンテ

これも大手メーカーの方が体制としてはしっかりしています。

自社メンテを受ければ保証はある程度されます。

というか、大手メーカーは何でも数字で示すので、説明を聞いていてもわかりやすいですし、単純に比較がまだ容易です。


地元工務店は、私が回ったところだと、基準である10年は保証してくれますが、それ以降は得に言ってきません。

また、このご時世なので、どの会社も数十年先まで存在するかはわかりませんが、大手メーカーのように保証すると言い切ってくれたほうが、消費者としては安心要素は多いと思います。


5.最後に
長々と書いてきましたが、結局私の意見としては、みなさん自身で納得する家造りを進めるためにも、まずは会社のことをよく知ること、営業の方とよくお話をすることだと思います。
その時点で納得出来ないようでしたら、会社を変えたほうが良いです。

今回大きなくくりで大手メーカー地元工務店としましたが、大手メーカーには大手メーカーの良さが、地元工務店には地元工務店の良さがありますので、その違いをしっかりと見ながら、家造りを少しでも楽しんでいただければと思います。


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